現場カイゼン実践塾(旧・橋本実践塾)

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~今日より明日を改善とは階段を一歩一歩登るが如く~

現場カイゼン実践塾とは

平成20年度から16期活動した「現場カイゼン実践塾」は、2S(整理・整頓)活動をベースとして、改善活動を実践するために各事業所の現場を回って受講生全員で職場の改善活動を行うリーダー育成塾です。
製造業の現場で現地・現物の改善活動を実践し、喜んでもらえる成果をあげてきました。
この塾の再受講希望は多く、その理由は単に参加費が無料ということだけではなく、塾を卒業しても塾長による改善の継続フォローが続いたり、中小企業の製造現場やその職場のニーズに合った改善テーマを見つけ出し、メンバー全員で改善を実践したり、活動を通じて強い仲間作りができるからです。
平成26年度からは受講対象者を製造業に限定せずに製造業以外にも門戸を開きました。2S活動は商業、サービス業の改善活動にも役立ちます。この年度から「ものづくり塾」は「橋本実践塾」と改名しました。そして、また令和6年度より新しく「現場カイゼン実践塾」と改名します。
受講生同士のつながり、人材育成から利益が出る経営体質への改善を通じて大府市の発展に繋がることをめざしています。

リピーターの多い指導内容

  • 26年度から要望に応え受講生定員を2倍の10名(2グループ)にしました。
  • 受講生は必ず1回は自社を会場にしてリーダーを体験し指導力・説得力を養います。事前に塾長が会場事業所を訪問し、リーダーと経営者にヒアリングをし現場を調査して活動テーマを決めます。
  • 受講生は、他事業所の現場を見ることにより、新たな気づきや考え方を学ぶことができます。
  • 自ら手を汚し、現地・現物で実践を通して学ぶことにより、頭の中ではなく体で改善力が身に付きます。
  • 学んだ良いことを自らの職場に持ち帰ることで職場の改善と人材育成ができます。

ネットワークづくり

他事業所の社員と1年間チームで活動することや研修終了後の交流会を通じて、塾生同士や事業所同士の強い絆が生まれます。

第17期 活動内容

期間令和6年6月~令和7年5月の12ヶ月
内容各会場にて現場実践4回、成果発表会1回を実施
第1回 現場にて「問題点の共有化」を実施
第2回~4回 省エネと整理整頓をベースに職場のニーズに合った改善を実施
第5回 活動まとめシートを作成し現場でサイト成果発表会を実施。改善を考察し改善プロセスを共有する。
活動頻度2週間に1回 1回につき午前の3時間活動。1社あたり5回活動する。
全カリキュラム終了後に全体総括発表会を開催
グループ編成1グループ4名で構成、2グループでの活動を展開する。
職場実践受講生の各職場内にモデルエリアを設定して改善を実践
6月
初旬
6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
全体開講式 第1会場~第4会場(職場実践4回、サイト成果発表会1回) 全体総括発表会

第17期 受講条件

受講対象者製造業や商業など全ての事業所における経営者の後継者及び職場の管理者(女性も歓迎)
受講対象事業所経営者が社内改善に意欲が強いこと。原則社員数50名までの事業所
過去に活動された事業所も参加できる。
受講条件自社の職場を実践会場として使用出来ること
活動全日程(全20回)に参加可能であること
定員8社8名
受講料無料 ※応募者多数の場合、翌年度に参加をお願いする場合があります。

受講生の声

有限会社ヒカリセイコー
伊藤 優子 様

「整理」、「整頓」、簡単なようで奥が深い。橋本実践塾での改善活動を通じて、工場内のものを探したり、移動させたりする無駄な時間が削減でき、生産性の向上や意識改革など、経営上のメリットを得ることができました。
今後も2Sの維持・改善を継続しながら、会社を進化・発展させ続けたいです。

有限会社トーエイテクノ 工場長 
田嶋 彰様

“ものづくり塾”の塾生としての1年間は意識改革の年でした。
「塾生の職場を皆で見て問題点を洗い出し、全員で改善を実施する」
この活動を通じて考えたのが、工具置台車の改善案。乱雑に収容していたスパナなど、写真とラベルをつけて定位置に置く事で出し入れしやすくしました。作業効率も上がり、塾内でも高い評価を頂きました。さらに自分が整理・整頓や工夫を行う事で社員の意識も変わり、社内の雰囲気まで変わりました。

活動成果

参加事業所実績

平成20年度~令和5年度 55社131名が参加

主な活動成果

2S(整理・整頓)を徹底して行い、在庫の削減やものを探すムダ時間の排除
ムダ歩行を排除したり、設備機械の多数台持ちを可能にした作業場のレイアウト変更により、省人化ライン作り
樹脂成形機の金型段取替え時間の短縮(シングル段取替え)の実現
生産負荷の高い設備機械のマシンサイクル短縮による残業時間の解消
配員管理板などを作成し、作業の見える化の実現
地震を想定した設備機械や棚類の転倒防止など防災対策
ビジネスホテルの朝食会場のレイアウト変更等による食事時間の短縮
建設資材置場の見える化による作業の効率化 など

塾長プロフィール

中小企業の現場を見て、事業所の身の丈にあった指導に定評

現場カイゼン実践塾 塾長 太田昌実 氏
昭和31年生まれ 岡山県津山市出身

津山高校、神戸大学工学部を卒業後、株式会社豊田自動織機に入社。               在職中は生産技術機械加工部門に約13年携わった後、本社生産管理部に転部。そこでトヨタ生産方式を学ぶ。その後、トヨタ自動車元町工場で1年間トヨタ生産方式の実践研修を受けた後、社内外で約30年間、数々の改善と改善指導を行ってきた。                         令和5年度より前塾長・橋本進氏より塾長のバトンを受け2代目塾長を務める。

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